[ # 01 ]
「夜の街」の空気に惹かれて、カラオケ業界へ。
これまで、いくつか異なる業界を経験してきました。
最初は大手小売店の店舗運営に関わる仕事、その後はカーディーラー業界へ。どちらも人と接する仕事ではありましたが、その中で次に興味を持ったのが、アミューズメント業界でした。
その中でカラオケ業界を選んだのは、「夜の業界」に興味があったから。それに、14時出社という勤務スタイルも新鮮で魅力的でしたね。
少し一般的な感覚ではないかもしれませんが、「夜の業界とか繁華街って面白そうだな」と。カラオケもよく利用していましたし、求人を見た時に自然と興味を持ったのを覚えています。
実際に入社してから感じたのは、この仕事は単に機械を提案するだけではないということです。お客様との会話や距離感、その場の空気づくりまで含めて、“人との関係性”がすごく大事なんですよね。
長く通う中で、お店の方の人柄や考え方が見えてきたり、雑談から関係が深まったりすることも多いです。
振り返ると、自分は昔から、“人が集まる場所”や“人との関わり”に惹かれてきたのかもしれません。
[ # 02 ]
叱られてばかりだった出会いが、20年以上続く関係に。
入社当初、担当したお客様の中に、ナイト系飲食店を複数経営するオーナーがいました。当時は非常に厳しい方で、よく叱られていました。最初は「嫌われているのかな」「何がいけないのだろう」と思っていたくらいです。
出会いから10年ほど経った頃、その方がぽつりと「世話になった」とおっしゃったんです。感謝の言葉をあまり口にされるタイプではないことを知っていたので、そのひと言の重みは格別で、今でも印象的に残っています。
その方とは、もう20年以上のお付き合いになります。
今では、他社の営業が来ても「望月さんがいる限りは変えない」と言ってくださっていますし、お互い年齢を重ねて、フランクに話せる関係になりました。
この仕事は、すぐに信頼関係ができるわけではありません。
でも、長く関わり続ける中で、少しずつ距離が変わっていく。そこに、この仕事ならではの面白さがあると思っています。
[ # 03 ]
まず相手を受け止める。それが自分のスタイル。
これまでの経験を振り返ってみると、コミュニケーションスキルというのはとても今の仕事に活きていると感じています。
ただ、これは意識して身につけたものではありません。子育てを通じて「伝えること」の難しさを学び、友人や仕事の中でさまざまな人と関わるうちに、自然と染み込んできたものだと思っています。
学生時代は少々やんちゃなこともしていましたが(笑)、逆にそういう経験も今の自分に役立っているとも感じています。
誰とでもフラットに話せるので、「人たらしだよね」なんて言われることも結構ありますね。
ただ、自分では、何か特別秀でたものがあるとは思っていないんです。
周りの方の方が優れている——そう思い続けてきたからこそ、人の意見を素直に受け入れることができるのかもしれません。
[ # 04 ]
新しい市場は、若い世代の発想から生まれる。
今後のカラオケ業界は、正直これまでの延長線上だけでは難しい部分もあると感じています。
ナイト市場は縮小傾向にありますし、これからは、まだカラオケが入っていない場所、新しい市場を開拓していく必要があります。
だからこそ、若い世代の感覚や発想が必要だと思っています。
自分たちの世代では気づけないことも、若い人たちは自然に気づける。固定観念にとらわれない意見や、新しい感覚を持っているんです。
そういう人たちと一緒に、新しいカラオケのあり方をつくっていきたいと思っています。
周りを見る力を持ちながら、自分の意志や意見もきちんと持っていること。必要な時には、自分の考えを貫けること。
そういう自主性や柔軟性を持った人と、一緒に新しい市場を開拓していきたいですね。