エクシングは「安心・安全」な環境職場づくりに努め、次の基本理念・基本方針に取り組みます。
- 【基本理念】
- 【基本方針】
ブラザーグループはこれからも、お客様の課題、ひいては社会の課題に向き合い、取り組むべきマテリアリティ(重要社会課題)を定め、解決することで、「世界中の “あなた”の生産性と創造性をすぐそばで支え、社会の発展と地球の未来に貢献する」というビジョン「At your side 2030」の実現、および国連が定めた「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成を目指してまいります。
ブラザーグループにおいて、事業を通じた社会価値をグローバルに創出するとともに、環境・社会・ガバナンス(ESG)を重視した経営を推進していくために、すべての活動の礎であるグローバル憲章の共有を図っています。
年齢を重ねても健やかな生活を送るために注目されている音楽や運動。我々は、音楽に合わせて体を動かすことなどにより、健康づくりを目指すことができる音楽療養コンテンツ「健康王国」を提供、介護福祉施設などで活用されています。
「健康王国」は、体を動かす、観る・癒やす、遊ぶ、歌うという豊富なコンテンツを自由に組み合わせて、独自のレクリエーションプログラムを簡単に作成できるため、介護職員はレクリエーションの企画に費やす時間を削減でき、施設利用者と向き合う時間をより多く確保できます。また、施設利用者は様々なコンテンツを楽しめるため、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上にもつながります。さらに、個別機能訓練のコンテンツも充実しており、介護状態の改善にも貢献しています。「健康王国」は、施設利用者に、楽しみながら介護予防に取り組む機会を提供するとともに、介護職員がサポートに専念できるよう、業務負荷の軽減に貢献しています。
また、重い病に向き合うお子さまと、そのご家族が心豊かにすごための施設「こどもホスピス」を対象としたカラオケ機器の無償貸与※を実施しています。
その第一弾として、「やりたい」を「できた!」に変える日本初の民間型こどもホスピス「TSURUMIこどもホスピス」では、「カラオケルームで思いっきり歌いたい」という子どもたちの声にお応えし、10代のこどもたちに向けた専用エリア「Teen Clubhouse」に新設されたカラオケルームにカラオケ機器を提供しました。
Teen Clubhouse | TSURUMI こどもホスピス (childrenshospice.jp)
カラオケルームを利用した子どもたちからは「THEカラオケという感じでめちゃくちゃ楽しかったです。」「音に立体感があって迫力が凄いです。楽しく歌えました。時間を気にせず歌えるので、今日はカラオケして夜更かししようと思います(実際に深夜2時まで歌っていて母親に寝なさい、と怒られていました)」などと嬉しい声も届いています。
当社が掲げる「ココロのボリューム、あげていこう。」というメッセージに込められた、人々の「ココロのボリューム」の上げ下げに寄り添えるエンターテインメントをお届けすることを目指し、継続的なサポート活動を行って参ります。
※ご要望に応じて、カラオケ機器一式を無償貸与。情報料などの費用を一部ご負担頂いております。
また、親会社のブラザー工業株式会社と共同で、2013年11月より南極地域観測隊にカラオケ機器の寄贈を実施。定期的に最新の楽曲を搭載したカラオケ機器を南極観測船「しらせ」で昭和基地に移送することで、隊員の皆さまに歌う楽しさをお届けしています。
隊員の方からは、「隊員の誕生会やその他イベント時をはじめ、日頃からカラオケが好きな隊員が集まり、良いコミュニケーションのツールとして楽しく使用させていただいております。大変感謝しております。」とのコメントを頂戴しております。ブラザーグループでは、引き続き南極観測事業への協力を行ってまいります。
寄贈したカラオケ機器と第64次南極地域観測隊の隊員
(東京都立川市の国立極地研究所にて)
余暇時間にカラオケを楽しむ63次隊員の様子
(南極・昭和基地にて)※国立極地研究所提供
・コンプライアンス行動基準を制定
・取締役が全従業員とフィジカル&オンラインで定期的に直接対話を実施する際に啓発
・ Eラーニングや集合研修を実施
・社内および社外通報相談窓口を設置・運営
・情報の機密度を4段階に区分し、情報の保管・アクセス・廃棄などのルールを設定
・メールやファクス誤送信防止を目的としたハード・ソフト面の仕組みを導入
・従業員個人毎に情報システムへのアクセスログを取得
・特に顧客情報をはじめとする個人情報については極秘情報と位置付け、組織的・人的・物理的・技術的な安全管理措置を構築
・内部監査のほか情報リスクアセスメントを実施
・リスクを洗い出し発生確率と影響度の両面で評価
・リスク対策の立案と実施および見直し
・重大リスクについては親会社であるブラザー工業へ報告
・事業継続プラン(BCP)の策定と継続的な見直し
フレックスタイム制度
エクシングでは、2005年にフレックスタイム制度を導入し、多様な働き方の基盤となる環境整備に取り組んできました。2022年度からは、営業職においてもフレックスタイム制度を導入しました。「コアタイム」を複数設定する事により勤務時間が柔軟化し業務やライフスタイルに応じた働き方が可能となりました。
在宅勤務制度
エクシングは、育児や介護などを行う従業員を対象とした在宅勤務制度を2019年度に導入しました。その後、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、対象となる従業員を拡大させたことで、在宅勤務が定着しました。新型コロナウイルス感染症の制限が緩和された2023年度以降も本制度を継続し、在宅勤務と出社を組み合わせることが可能です。
エクシングは、従業員が育児、介護、治療など生活と仕事を両立しながら、能力を最大限に発揮できる職場環境を提供するための各種制度を整備しています。2023年度より、「育児介護休業法」の改定を周知するため、e-ラーニングを全従業員へ展開しました。また、全従業員を対象にアンケート調査を実施し、育児・介護に関する実態把握を行いました。調査の結果、約16%の従業員が家族等の介護を抱えている事がわかりました。エクシングは今後も、従業員の育休取得を促進すると共に、介護を抱えながらも安心して働くことのできる職場環境を整備していきます。
2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |
---|---|---|---|---|---|
育児休職 | 12人(3)* | 5人(1) | 4人(1) | 8人(2) | 14人(1) |
介護休職 | 0人 | 0人 | 0人 | 0人 | 0人 |
育児のための短時間勤務 | 26人(1) | 27人 | 21人 | 22人 | 33人 |
介護のための短時間勤務 | 0人 | 0人 | 0人 | 0人 | 0人 |
* ( )内の数字は男性の利用者数
エクシングは「安心・安全」な環境職場づくりに努め、次の基本理念・基本方針に取り組みます。
2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |
---|---|---|---|---|---|
労働災害分類 | 10 | 10 | 3 | 7 | 6 |
通勤中の事故 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 |
社用車による事故 | 28 | 23 | 14 | 28 | 23 |
火災 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
その他の事故(物損事故など) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
エクシングは2022年に新たに定めた「コーポレートスローガン」「経営ビジョン2030」並びに従前からの「経営理念」「行動指針」に示されているように、常に時代に時代に先駆け新しい「JOY!!!(楽しさ!喜び!安らぎ!)」を創造しお客様に提供し続けるためには、また音楽への変わらぬ愛と未知へのチャレンジ精神で世の中のワクワクを生み出し続けていくためには、従業員一人ひとりの健康管理が重要であると考えています。
社員一人ひとりの健康が全ての事業経営の根幹であり、社員が健康であることが事業への成長へと繋がります。
株式会社エクシングは、「ブラザーグループ健康経営理念」の着実な浸透をめざし、
従業員やその家族の自発的な健康維持推進活動に対する積極的な支援を行います。
また、エクシングの経営理念である”常に新しいJOY!!!(楽しさ!喜び!安らぎ!)”を従業員自身が実感でき、活き活きと働ける職場環境を整えます。
株式会社エクシング
代表取締役社長
最高健康責任者
水谷 靖
ブラザーグループは、心身ともに健康で仕事への喜びや幸福に満ちた状態であるウェルビーイングを重視した健康経営に戦略的に取り組みます。
従業員一人ひとりのウェルビーイングは重要な経営資本であり、さまざまな能力を発揮していきいきと働くことが、グループ全体の成長と変革につながると信じています。
ブラザーグループは、これからも”At your side.”の精神で健康経営に取り組み、お客様と地域社会への貢献、さらには持続的な社会の発展をグローバルな視野で目指していきます。
ブラザー工業株式会社
代表取締役社長
最高健康責任者
池田 和史
健康経営推進体制を構築し、PDCAサイクルを回して、今まで以上に効果的・効率的な従業員の健康の保持・増進活動を展開していきます。具体的には、当面の強化策として、生活習慣病重症化予防、受動喫煙防止、メンタルヘルス対策などに重点的に取り組んでまいります。
エクシングでは、健康経営で解決したい課題とその解決に向けた取り組みなど一連の流れを可視化するために、戦略マップを作成しています。
ブラザーグループ健康経営推進協議会では、健康経営理念に基づき、2025年までに達成すべき長期目標「健康ブラザー2025」を定めています。「健康ブラザー2025」の達成に向け、安全衛生法令の順守をベースとして、従業員が「明るく・楽しく・元気に日々過ごすこと」「自発的に健康づくりに取り組むこと」「仕事と健康を両立すること」を柱に活動を推進しています。
項目 | 目標値 (~2025年度) |
実績 (2019年度) |
実績 (2020年度) |
実績 (2021年度) |
実績 (2022年度) |
実績 (2023年度) |
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メタボリックシンドローム非該当者率*2 | 80%以上 | 60.3% | 61.9% | 62.2% | 62.0% | 62.9% |
喫煙率*1 | 10%未満 | 46.3% | 43.5% | 41.8% | 39.8% | 39.4% |
がん検診の受診率*2 | 95%以上 | 95.7% | 96.1% | 94.9% | 96.0% | 95.1% |
がん検診2次検査の受診率 | 90%以上 | 50.0% | 43.0% | 66.7% | 72.5% | 82.1% |
血糖コントロール不良者率*1 | 0% | 1.3% | 1.1% | 1.7% | 1.2% | 1.0% |
1カ月以上の休業者の発生率*1 | 0.5%以下 | 0.9% | 0.6% | 0.5% | 1.2% | 1.1% |
ラインケア教育の受講率 | 100% | 100.0% | 100.0% | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
5つ以上の健康的な生活習慣保持者率*1 | 70%以上 | 36.2% | 38.7% | 54.9% | 56.3% | 54.2% |
ストレスチェックによる高ストレス者率*1 | 5%未満 | 16.5% | 12.5% | 11.1% | 14.9% | 12.2% |
睡眠充足者率*1 | 70%以上 | 55.2% | 63.1% | 65.3% | 63.2% | 61.9% |
運動習慣保持者率(週1回・30分以上)*1 | 60%以上 | 19.8% | 25.8% | 24.3% | 27.2% | 26.2% |
プレゼンティーズム(Wfunスコア)21点以上*1 | 10%以下 | 24.0% | 21.9% | 19.2% | 21.9% | 21.9% |
*1 エクシング従業員に対する割合
*2 35才以上のエクシング従業員に対する割合
従業員の管理項目 | 実績 (2019年度) |
実績 (2020年度) |
実績 (2021年度) |
実績 (2022年度) |
実績 (2023年度) |
|
---|---|---|---|---|---|---|
定期健診*1 | 受診率 | 99.7% | 100.0% | 100.0% | 100.0% | 99.9% |
特定健診*2 | 受診率 | 100.0% | 100.0% | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
定期健診後の精密検査受診率 | 受診率 | – | 35.0% | 38.3% | 35.3% | 36.7% |
重症化予防施策(ハイリスク者)対応状況 | 受診率 | – | 100.0% | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
女性の健康課題に関する施策の参加状況 | 受診率 | – | – | 20.0% | 100.0% | 100.0% |
ストレスチェック*1 | 受診率 | 87.3% | 92.6% | 92.6% | 95.6% | 96.2% |
ブラザー健康生活月間*1 | 参加率 | 19.8% | 4.0% | 7.1% | 11.9% | 12.7% |
満足率 | 94.0% | 91.0% | 93.0% | 92.0% | 92.8% | |
特定保健指導 | 実施率 | 60.3% | 57.2% | 53.9% | 61.8% | 71.6% |
適正体重維持者 | BMIが18.5~25未満の者 | 70.2% | 60.6% | 61.5% | 74.2% | 65.8% |
wfunスコア21点以上の者 | 割合(人数) | 23.7% | 21.9% | 19.2% | 21.9% (227人/1037人) |
21.9% (1,051人中230人) |
ワークエンゲイジメント*3 | 点 (人数・回答率) |
2.49 | 2.54 | 2.60 | 2.53 (1,037人/100%) |
2.55 (1,051人/100%) |
従業員の健康状況 | 実績 (2019年度) |
実績 (2020年度) |
実績 (2021年度) |
実績 (2022年度) |
実績 (2023年度) |
|
平均月間総実労働時間 | 170時間 | 163時間 | 162時間 | 156時間 | 168時間 | |
平均月間所定外労働時間 | 16時間 | 14時間 | 13時間 | 18時間 | 15時間 | |
平均勤続年数 | 10.4年 | 10.6年 | 11.1年 | 11.9年 | 12.2年 | |
離職率・人数 | 3.6%・35人 | 2.1%・20人 | 3.6%・35人 | 2.2%・21人 | 2.4%・23人 | |
長期欠勤・休職者(率・人数)*4 | 1.4%・14名 | 0.7%・7名 | 1.3%・13名 | 1.5%・14名 | 2.0%・19名 | |
有休休暇取得率・日数 | 53%・11日 | 36%・7日 | 53%・10日 | 65%・13日 | 65%・13日 | |
長時間労働者数 (所定外労働時間が月に100時間を超えた人数) |
0名 | 0名 | 0名 | 1名 | 0名 | |
従業員1人当たりの医療費総額の平均 | 216千円 | 299千円 | 328千円 | 302千円 | 311千円 | |
高血圧者率 | 8.5% | 17.2% | 13.6% | 15.7% | 16.2% | |
高血圧治療率 | 71.0% | 90.2% | 92.8% | 87.7% | 86.1% | |
高血圧コントロール率 | 61.2% | 61.5% | 60.8% | 60.2% | 61.7% |
*1 エクシング従業員に対する割合
*2 厚生労働省が定める健診
*3 ワークエンゲイジメントの4段評価。高い方が良好な状態を示す
*4 自己都合退職者
エクシングは、ブラザー健康保険組合の保健推進センター、産業医、ブラザー記念病院と連携し、従業員の健康管理やメンタルヘルス対策、健康づくりに力を入れ心身の健康の保持・増進に取り組んでいます。
健康の保持増進のためには、健康的な生活習慣の定着が重要です。毎年実施している健康づくりキャンペーン後の食生活、運動習慣の継続率に関して、今年度はそれぞれ食生活76.8% 運動習慣68.2%でした。今後もこの活動を継続し、健康の保持増進に努めていきます。
エクシングでは、2014年から労働安全衛生法の改正に伴い「ストレスチェック」を導入し、ストレスへの気づきを強化しています。自らストレスに気づき適切な対処ができること(一次予防)、不調者の早期発見・早期対応ができること(二次予防)を目指しています。病気を発症した後も自分らしく働き続けることができるよう、復職支援(三次予防)にも取り組んでいます。
又、組織的取り組みとして、ストレスチェックの集団分析結果を経営層や管理監督者に展開することで職場のリスクへの気づきの場を設けています。
エクシングは従業員の健康管理について経営的な視点で考え、戦略的に取り組んでいます。
エクシングでは、毎年、健康保険組合と健康経営推進者と協力し様々な健康づくりに取り組んでいます。
毎年実施している健康診断の問診の中に睡眠に関する設問がありますが、エクシングでは4割近い従業員が「睡眠で休養が十分に取れていない」と回答をしています。「睡眠マネジメントで仕事力向上」をテーマに、睡眠セミナーを開催しました。
弊社は、2024年3月11日、経済産業省と日本健康会議が主催し優良な健康経営を実践している法人を選定する「健康経営優良法人2024ホワイト500」に認定されました