エクシングは「安心・安全」な環境職場づくりに努め、次の基本理念・基本方針に取り組みます。
- 【基本理念】
- 【基本方針】
ブラザーグループはこれからも、お客様の課題、ひいては社会の課題に向き合い、取り組むべきマテリアリティ(重要社会課題)を定め、解決することで、「世界中の “あなた”の生産性と創造性をすぐそばで支え、社会の発展と地球の未来に貢献する」というビジョン「At your side 2030」の実現、および国連が定めた「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成を目指してまいります。
ブラザーグループにおいて、事業を通じた社会価値をグローバルに創出するとともに、環境・社会・ガバナンス(ESG)を重視した経営を推進していくために、すべての活動の礎であるグローバル憲章の共有を図っています。
年齢を重ねても健やかな生活を送るために注目されている音楽や運動。我々は、音楽に合わせて体を動かすことなどにより、健康づくりを目指すことができる音楽療養コンテンツ「健康王国」を提供、介護福祉施設などで活用されています。
「健康王国」は、体を動かす、観る・癒やす、遊ぶ、歌うという豊富なコンテンツを自由に組み合わせて、独自のレクリエーションプログラムを簡単に作成できるため、介護職員はレクリエーションの企画に費やす時間を削減でき、施設利用者と向き合う時間をより多く確保できます。また、施設利用者は様々なコンテンツを楽しめるため、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上にもつながります。さらに、個別機能訓練のコンテンツも充実しており、介護状態の改善にも貢献しています。「健康王国」は、施設利用者に、楽しみながら介護予防に取り組む機会を提供するとともに、介護職員がサポートに専念できるよう、業務負荷の軽減に貢献しています。
当社では、2024年12月より、能登半島地震の被災地である石川県穴水町の復興支援の一環として、カラオケ機器2台の無償貸与を開始しました。被災地における娯楽の不足、仮設住宅のコミュニティー形成が課題の一つとなるなか、カラオケが住民同士をつなぎ、地域のコミュニケーション活性化の一助となることを願って実施するもので、穴水町で支援活動を続ける認定NPO法人レスキューストックヤードの協力によって実現に至りました。また、認定NPO法人ジャパン・プラットフォームを通じて、能登半島地震・豪雨災害の被災地支援を目的とした社内募金も実施。併せて株式会社エクシングとしても、支援金の拠出を行います。今後も継続して、被災地復興支援を行ってまいります。
右から:レスキューストックヤード 浦野愛様、
エクシング金沢支店 支店長 平松弘光
カラオケを囲んで忘年会を楽しむ皆さん
また、重い病に向き合うお子さまと、そのご家族が心豊かにすごすための施設「こどもホスピス」を対象としたカラオケ機器の無償貸与※を実施しています。
その第一弾として、「やりたい」を「できた!」に変える日本初の民間型こどもホスピス「TSURUMIこどもホスピス」では、「カラオケルームで思いっきり歌いたい」という子どもたちの声にお応えし、10代のこどもたちに向けた専用エリア「Teen Clubhouse」に新設されたカラオケルームにカラオケ機器を提供しました。
Teen Clubhouse | TSURUMI こどもホスピス (childrenshospice.jp)
カラオケルームを利用した子どもたちからは「THEカラオケという感じでめちゃくちゃ楽しかったです。」「音に立体感があって迫力が凄いです。楽しく歌えました。時間を気にせず歌えるので、今日はカラオケして夜更かししようと思います(実際に深夜2時まで歌っていて母親に寝なさい、と怒られていました)」などと嬉しい声も届いています。
当社が掲げる「ココロのボリューム、あげていこう。」というメッセージに込められた、人々の「ココロのボリューム」の上げ下げに寄り添えるエンターテインメントをお届けすることを目指し、継続的なサポート活動を行って参ります。
※ご要望に応じて、カラオケ機器一式を無償貸与。情報料などの費用を一部ご負担頂いております。
また、親会社のブラザー工業株式会社と共同で、2013年11月より南極地域観測隊にカラオケ機器の寄贈を実施。定期的に最新の楽曲を搭載したカラオケ機器を南極観測船「しらせ」で昭和基地に移送することで、隊員の皆さまに歌う楽しさをお届けしています。
隊員の方からは、「隊員の誕生会やその他イベント時をはじめ、日頃からカラオケが好きな隊員が集まり、良いコミュニケーションのツールとして楽しく使用させていただいております。大変感謝しております。」とのコメントを頂戴しております。ブラザーグループでは、引き続き南極観測事業への協力を行ってまいります。
寄贈したカラオケ機器と第64次南極地域観測隊の隊員
(東京都立川市の国立極地研究所にて)
余暇時間にカラオケを楽しむ63次隊員の様子
(南極・昭和基地にて)※国立極地研究所提供
・コンプライアンス行動基準を制定
・取締役が全従業員とフィジカル&オンラインで定期的に直接対話を実施する際に啓発
・ Eラーニングや集合研修を実施
・社内および社外通報相談窓口を設置・運営
・情報の機密度を4段階に区分し、情報の保管・アクセス・廃棄などのルールを設定
・メールやファクス誤送信防止を目的としたハード・ソフト面の仕組みを導入
・従業員個人毎に情報システムへのアクセスログを取得
・特に顧客情報をはじめとする個人情報については極秘情報と位置付け、組織的・人的・物理的・技術的な安全管理措置を構築
・内部監査のほか情報リスクアセスメントを実施
・リスクを洗い出し発生確率と影響度の両面で評価
・リスク対策の立案と実施および見直し
・重大リスクについては親会社であるブラザー工業へ報告
・事業継続プラン(BCP)の策定と継続的な見直し
エクシングでは、2005年にフレックスタイム制度を導入して以来、多様な働き方の基盤となる環境整備に努めてきました。2022年度より、営業職においてもフレックスタイム制度を導入いたしました。これにより、従来の固定的な勤務時間から脱却し、より柔軟な働き方が可能となっています。
本制度では、複数の「コアタイム」を設定することで、業務内容やライフスタイルに応じた勤務時間の調整がしやすくなりました。介護や育児、通院、イベント参加など、従業員一人ひとりの事情に合わせた働き方を支援しています。
さらに、在宅勤務制度との併用も可能であり、場所や時間にとらわれない自律的な働き方を推進しています。これにより、従業員のワークライフバランスの向上と業務効率の最適化を目指しています。
エクシングは、育児や介護などを行う従業員を対象とした在宅勤務制度を2019年度に導入しました。その後、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、対象となる従業員を拡大させたことで、在宅勤務が定着しました。新型コロナウイルス感染症の制限が緩和された2023年度以降も本制度を継続しており、在宅勤務と出社を組み合わせることで、従業員がより柔軟に働くことが可能となっています。
エクシングでは、育児・介護・治療などのライフイベントと仕事を両立できるよう、従業員が安心して働ける職場づくりを進めています。多様な働き方を支えるため、制度の導入や改善にも継続的に取り組んでいます。
2023年度からは、「育児・介護休業法」の改定内容を社内に広く周知するため、eラーニングを全従業員向けに実施しています。また、育児や介護に関する実態を把握するためのアンケート調査も行い、従業員一人ひとりの状況に寄り添った支援の充実を図っています。
今後もエクシングは、育児休業の取得促進をはじめ、介護を抱える従業員が安心して働ける職場環境の整備を進め、誰もが自分らしく働ける企業を目指してまいります。
項目 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 |
---|---|---|---|---|---|---|
育児休職 *2 | 12人(3)* | 5人(1) | 4人(1) | 8人(2) | 14人(1) | 20人(6) |
介護休職 *2 | 0人 | 0人 | 0人 | 0人 | 0人 | 1人 |
育児のための短時間勤務 | 26人(1) | 27人 | 21人 | 22人 | 33人 | 37人 |
介護のための短時間勤務 | 0人 | 0人 | 0人 | 0人 | 0人 | 0人 |
看護休暇 | – | – | – | – | – | 4人 |
介護休暇 | – | – | – | – | – | 3人 |
*1 ( )内の数字は男性の利用者数
*2 各年度での取得開始者数
エクシングは「安心・安全」な環境職場づくりに努め、次の基本理念・基本方針に取り組みます。
項目 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 |
---|---|---|---|---|---|---|
業務上災害 | 10 | 10 | 3 | 7 | 6 | 7 |
通勤中の事故 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 |
社用車による事故 | 28 | 23 | 14 | 28 | 23 | 27 |
火災 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
その他の事故(物損事故など) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
エクシングは2022年に新たに定めた「コーポレートスローガン」「経営ビジョン2030」並びに従前からの「経営理念」「行動指針」に示されているように、常に時代に時代に先駆け新しい「JOY!!!(楽しさ!喜び!安らぎ!)」を創造しお客様に提供し続けるためには、また音楽への変わらぬ愛と未知へのチャレンジ精神で世の中のワクワクを生み出し続けていくためには、従業員一人ひとりの健康管理が重要であると考えています。
社員一人ひとりの健康が全ての事業経営の根幹であり、社員が健康であることが事業への成長へと繋がります。
株式会社エクシングは、「ブラザーグループ健康経営理念」の着実な浸透をめざし、
従業員やその家族の自発的な健康維持推進活動に対する積極的な支援を行います。
また、エクシングの経営理念である”常に新しいJOY!!!(楽しさ!喜び!安らぎ!)”を従業員自身が実感でき、活き活きと働ける職場環境を整えます。
株式会社エクシング
代表取締役社長
最高健康責任者
水谷 靖
ブラザーグループは、心身ともに健康で仕事への喜びや幸福に満ちた状態であるウェルビーイングを重視した健康経営に戦略的に取り組みます。
従業員一人ひとりのウェルビーイングは重要な経営資本であり、さまざまな能力を発揮していきいきと働くことが、グループ全体の成長と変革につながると信じています。
ブラザーグループは、これからも”At your side.”の精神で健康経営に取り組み、お客様と地域社会への貢献、さらには持続的な社会の発展をグローバルな視野で目指していきます。
ブラザー工業株式会社
代表取締役社長
最高健康責任者
池田 和史
健康経営推進体制を構築し、PDCAサイクルを回して、今まで以上に効果的・効率的な従業員の健康の保持・増進活動を展開していきます。具体的には、当面の強化策として、生活習慣病重症化予防、受動喫煙防止、メンタルヘルス対策などに重点的に取り組んでまいります。
エクシングでは、健康経営で解決したい課題とその解決に向けた取り組みなど一連の流れを可視化するために、戦略マップを作成しています。
ブラザーグループ健康経営推進協議会では、健康経営理念に基づき、2025年までに達成すべき長期目標「健康ブラザー2025」を定めています。「健康ブラザー2025」の達成に向け、安全衛生法令の順守をベースとして、従業員が「明るく・楽しく・元気に日々過ごすこと」「自発的に健康づくりに取り組むこと」「仕事と健康を両立すること」を柱に活動を推進しています。
項目 | 目標値 (~2025年度) |
2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
メタボリックシンドローム 非該当者率*2 |
80%以上 | 60.3% | 61.9% | 62.2% | 62.0% | 62.9% | 61.2% |
喫煙率*1 | 10%未満 | 46.3% | 43.5% | 41.8% | 39.8% | 39.4% | 40.2% |
がん検診の受診率*2 | 95%以上 | 95.7% | 96.1% | 94.9% | 96.0% | 95.1% | 95.8% |
がん検診2次検査の受診率 | 90%以上 | 50.0% | 43.0% | 66.7% | 72.5% | 82.1% | 83.8% |
血糖コントロール不良者率*1 | 0% | 1.3% | 1.1% | 1.7% | 1.2% | 1.0% | 1.4% |
1カ月以上の休業者の発生率*1 | 0.5%以下 | 0.9% | 0.6% | 0.5% | 1.2% | 1.1% | 1.7% |
ラインケア教育の受講率 | 100% | 100.0% | 100.0% | 100.0% | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
5つ以上の健康的な生活習慣保持者率*1 | 70%以上 | 36.2% | 38.7% | 54.9% | 56.3% | 54.2% | 55.7% |
ストレスチェックによる高ストレス者率*1 | 5%未満 | 16.5% | 12.5% | 11.1% | 14.9% | 12.2% | 12.6% |
睡眠充足者率*1 | 70%以上 | 55.2% | 63.1% | 65.3% | 63.2% | 61.9% | 61.0% |
運動習慣保持者率 (週1回・30分以上)*1 |
60%以上 | 19.8% | 25.8% | 24.3% | 27.2% | 26.2% | 27.2% |
プレゼンティーズム(Wfunスコア) 21点以上*1 |
10%以下 | 24.0% | 21.9% | 19.2% | 21.9% | 21.9% | 14.6% |
*1 エクシング従業員に対する割合
*2 35才以上のエクシング従業員に対する割合
項目 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
定期健診*1 | 受診率 | 99.7% | 100.0% | 100.0% | 100.0% | 99.9% | 100.0% |
特定健診*2 | 受診率 | 100.0% | 100.0% | 100.0% | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
定期健診後の精密検査 | 受診率 | ー | 35.0% | 38.3% | 35.3% | 36.7% | 44.8% |
重症化予防施策(ハイリスク者)対応状況 | 実施率 | ー | 100.0% | 100.0% | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
女性の健康課題に関する施策の参加状況 | 参加率 | ー | ー | 20.0% | ー | ー | ー |
ストレスチェック*1 | 受診率 | 87.3% | 92.6% | 92.6% | 95.6% | 96.2% | 93.9% |
ブラザー健康生活月間*1 | 参加率 | 19.8% | 4.0% | 7.1% | 11.9% | 12.7% | 18.5% |
ブラザー健康生活月間*1 | 満足率 | 94.0% | 91.0% | 93.0% | 92.0% | 93.0% | 90.0% |
特定保健指導 | 実施率 | 60.3% | 57.2% | 53.9% | 61.8% | 71.9% | 85.6% |
適正体重維持者 | BMIが18.5~25未満の者 | 70.2% | 60.6% | 61.5% | 74.2% | 60.3% | 57.2% |
wfunスコア21点以上の者 | 割合(人数・回答率) | 23.7% | 21.9% | 19.2% | 21.9%(1,037人/100%) | 21.9%(1,051人/100%) | 12.6%(1,024人/100%) |
ワークエンゲイジメント*3 | 点(人数・回答率) | 2.49 | 2.54 | 2.60 | 2.53(1,037人/100%) | 2.55(1,051人/100%) | 2.50(1,024人/100%) |
従業員の健康状況 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | |
平均月間総実労働時間 | 170時間 | 163時間 | 162時間 | 156時間 | 168時間 | 167時間 | |
平均月間所定外労働時間 | 16時間 | 8時間 | 13時間 | 18時間 | 15時間 | 18時間 | |
平均勤続年数*4 | 10.4年 | 10.6年 | 11.1年 | 11.9年 | 12.2年 | 13.8年 | |
離職率(人数)*4、*5 | 3.6%(35人) | 2.1%(20人) | 3.6%(35人) | 2.2%(21人) | 2.4%(23人) | 1.8%(17人) | |
有休休暇取得率(日数) | 53.0%(11.0日) | 35.9%(7.1日) | 51.9%(9.9日) | 64.8%(12.6日) | 64.6%(12.5日) | 70.3%(13.6日) | |
長時間労働者数(所定外労働時間が月に100時間を超えた人数) | 0名 | 0名 | 0名 | 1名 | 0名 | 0名 | |
従業員1人当たりの医療費総額の平均 | 216千円 | 299千円 | 328千円 | 302千円 | 311千円 | 341千円 | |
従業員1人当たりの医療費総額の平均(本人) | 154千円 | 172千円 | 186千円 | 164千円 | 169千円 | 188千円 | |
高血圧者率 | 8.5% | 17.2% | 13.6% | 15.7% | 16.2% | 16.9% | |
高血圧治療率 | 71.0% | 90.2% | 92.8% | 87.7% | 86.1% | 84.7% | |
高血圧コントロール率 | 61.2% | 61.5% | 60.8% | 60.2% | 61.7% | 55.8% |
*1 エクシング従業員に対する割合
*2 厚生労働省が定める健診
*3 新職業性ストレス簡易調査票を使用した、ワークエンゲージメントの評価。高い方が良好な状態を示す
*4 受入出向者・嘱託社員・期間従業員は含まない
*5 自己都合退職者
エクシングは、ブラザー健康保険組合の保健推進センター、産業医、ブラザー記念病院と連携し、従業員の健康管理やメンタルヘルス対策、健康づくりに力を入れています。心身の健康の保持・増進を図るため、専門機関との協力体制のもと、継続的な支援を行っています。
健康を維持・向上させるためには、日々の生活習慣の定着が重要です。当社では、毎年「健康づくりアンケート」を実施しており、今年度はアンケート結果から、食生活の改善を継続している従業員が74.2%、運動習慣を継続している従業員が58.6%という結果が得られました。これらの成果は、従業員一人ひとりの意識と行動の変化によるものであり、今後もこの活動を継続し、健康的な職場環境の実現に努めてまいります。
エクシングは、2014年の労働安全衛生法改正に伴い「ストレスチェック制度」を導入し、従業員が自らのストレスに気づき、適切に対処できる力を高めることを目的とした取り組みを継続しています。一次予防として、セルフケアの促進を図り、ストレスへの気づきと対処力の向上を支援しています。また、二次予防として、不調の兆候がある従業員の早期発見・早期対応を行い、必要な支援につなげています。さらに、三次予防として、病気を発症した後も従業員が自分らしく働き続けられるよう、復職支援にも力を入れています。
加えて、組織的な取り組みとして、ストレスチェックの集団分析結果を経営層や管理監督者に共有し、職場環境に潜在するリスクへの気づきを促す機会を設けています。これにより、職場全体でのメンタルヘルス向上と働きやすい環境づくりを推進しています。
エクシングは、従業員の健康管理を経営的な視点から捉え、戦略的かつ継続的に取り組むことで、心身ともに健やかに働ける職場の実現を目指しています。
エクシングでは、毎年、ブラザー健康保険組合および社内の健康経営推進担当者と連携し、従業員の健康づくりに積極的に取り組んでいます。専門機関との協力体制のもと、心身の健康の保持・増進を目指し、継続的かつ戦略的な活動を展開しています。
当社では、従業員の健康意識向上を目的として、アルコールに関する教育セミナーを定期的に開催しています。専門講師を招き、アルコールが身体や仕事に与える影響、適正な飲酒習慣、依存症の予防などについて学ぶ機会を提供しています。さらに、セミナーでは「アルコールパッチテスト」を配付し、従業員が自身のアルコール分解能力を確認できるようにしています。これにより、自分の体質に合った飲酒のあり方を理解し、健康リスクの軽減や職場での安全意識の向上につながっています。
従業員の生活の質(QOL)を重視した健康支援の一環として、当社ではQOL健診を実施しています。睡眠、食生活、運動習慣、メンタルヘルスなど、従来の健康診断では把握しきれない領域を総合的にチェックすることで、健康リスクの早期発見と予防を図ります。健診結果は個別にフィードバックされ、従業員が自らの生活習慣を見直すきっかけとなり、健康行動の定着や生産性向上につながっています。
当社では、従業員の睡眠習慣の改善と業務パフォーマンス向上を目的として、睡眠衛生に関する教育を実施しています。まず、チェックテストを通じて個々の睡眠状態と仕事上の生産性を把握し、回答後すぐに各観点のリスク評価と改善アドバイスを含むコラムをメールで配信しています。これにより、従業員は自身の睡眠課題を認識し、具体的な改善行動につなげることができます。
さらに、高リスクと判定された従業員のうち希望者には、専門機関による睡眠脳波の計測を実施しています。脳波を用いた睡眠計測では、睡眠の質と量を高精度で可視化することができ、より詳細な分析と個別支援を通じて、睡眠改善に向けた具体的な行動変容を促しています。
弊社は、2025年3月10日、経済産業省と日本健康会議が主催し優良な健康経営を実践している法人を選定する「健康経営優良法人2025ホワイト500」に認定されました