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2010.11.19

サービス

三重大学とカラオケに関する共同研究を実施 カラオケが認知症に及ぼす効果、および歌唱上達法の応用について

株式会社エクシング(社長:吉田篤司、以下 エクシング)と親会社であるブラザー工業株式会社(社長:小池利和、以下 ブラザー工業)は、国立大学法人三重大学(学長:内田淳正、以下 三重大学)と共同で、カラオケが認知症に及ぼす効果についての研究を2010年4月より開始し、このたび臨床試験を実施する運びとなりました。合わせて、三重大学・弓場徹教授が開発した歌唱上達法の、カラオケサービスへの応用展開を図ります。
エクシングとブラザー工業は、このような取り組みにより、医療面での応用を含めたカラオケの新しい可能性を研究するとともに、歌うことの楽しさを広く訴求していきます。

【共同研究テーマ1】 カラオケが認知症に及ぼす効果について

高齢化に伴い、25年後には認知症患者が全国で400万人を超えると言われ*、薬物療法のみならず、非薬物療法の医学的確立が強く求められています。このような状況の中、エクシングとブラザー工業は、三重大学医学部と共同で、軽度認知障害(MCI)や軽症アルツハイマー病の患者に対するカラオケの認知症への有効性について、2010年4月より共同研究を開始し、2010年12月から2011年11月まで、三重大学の認知症医療学講座で臨床試験を実施します。 *三重大学調べ

【主な協力内容】
・ 研究に利用する三重大学附属病院内の音楽療法室に、エクシングの最新カラオケ機器「JOYSOUND(ジョイサウンド) CROSSO(クロッソ)」を提供。
・ MRI装置などを用いて脳機能の測定をする際にも使用可能なカラオケ周辺機器の提供。

また、将来的には、臨床試験において得られたデータをもとに、各人の症状に応じて最適な治療が可能となるカラオケ音楽療法に適した、カラオケ機器やコンテンツの開発も検討しています。

【共同研究テーマ2】 歌唱上達法「YUBAメソッド」のカラオケへの応用展開
エクシングとブラザー工業は、歌の上達をサポートしカラオケの普及を図るため、三重大学教育学部の弓場教授が発声科学の研究により開発した歌唱上達法「YUBA(ユウバ)メソッド」のカラオケへの応用展開について、三重大学教育学部、工学部と共同で研究を行います。研究にあたり、三重大学教育学部に、エクシングの最新カラオケ機器「JOYSOUND(ジョイサウンド)CROSSO(クロッソ)」を提供します。
【主な研究内容】
・ カラオケ教室やカラオケボックスで、裏声を積極的に活用した歌唱上達法「YUBAメソッド」を実際に体験できるカラオケコンテンツの作成。
・ 「YUBAメソッド」によるボイストレーニング実施後の、歌唱の上達度の評価。
・ それぞれの歌唱力にあった歌を推奨するカラオケサービス。

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