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2006.04.27
株式会社タイトーの業務用通信カラオケ事業譲受に関するお知らせ
株式会社エクシング(本社:名古屋市瑞穂区、社長:土岐高広、以下、「エクシング」)及び、株式会社タイトー(本社:東京都千代田区、社長:西垣保男、以下、「タイトー」)は27日、タイトーが展開する業務用通信カラオケ事業の譲受について契約を締結いたしました。本合意によりタイトーは平成18年7月1日付けで業務用通信カラオケ事業を会社分割により分社化し、分社化された新会社の保有株式の全部をエクシングが譲り受けます。
タイトーは、株式会社スクウェア・エニックスの子会社で、アミューズメント施設の企画・運営をメインに、アミューズメント機器や家庭用ゲームソフトの開発・製造・販売および音楽やゲームの携帯電話向けコンテンツ配信事業のほか、通信カラオケシステム「LAVCA」を中心とした業務用通信カラオケ機器の販売と配信事業を行っています。
一方エクシングは、ブラザー工業株式会社の子会社で、通信カラオケ「JOYSOUND」の運営と携帯電話向けコンテンツ配信が主な事業です。通信カラオケ事業では、カラオケボックス市場でトップクラスのシェアを保有しているほか、平成18年4月1日付けで「孫悟空」ブランドで通信カラオケ事業を展開するビクターレジャーシステム株式会社の全株式を日本ビクター株式会社より譲り受け、ナイト市場※ においてもシェアを増加させております。エクシングとタイトーとは、これまで業務用通信カラオケ事業においてカラオケ関連製品の共同開発、楽曲コンテンツの相互提供等において協力関係にありました。
今回の業務用通信カラオケ事業の譲受により、エクシングは、カラオケボックス市場のみならずタイトーが強みを持つナイト市場においてもシェアアップを図り、「JOYSOUND」ブランドのさらなる浸透、カラオケ稼動端末台数の増加を目指します。
タイトーは業務用通信カラオケ事業の分社化を平成18年7月1日に実施し、分社化された新会社の全株式をエクシングが譲り受ける予定です。分社化された新会社はエクシングの100%子会社として通信カラオケ事業を継続します。今回の譲受によってエクシンググループにおける通信カラオケの稼動端末台数は、「JOYSOUND」に加え、タイトーの「LAVCA」、「X2000」及び、「孫悟空」と合わせて8万台強となりますが、今後は早い段階での事業統合を目指し、「JOYSOUND」の共通ブランドのもと、営業力・商品力の強化を通じて競争力をアップし市場でのシェアを一層拡大していく考えです。
尚、タイトーは家庭用カラオケ事業及び、携帯電話向けのカラオケ配信事業等につきましては、今後も従来通り継続してまいります。
※ナイト市場:スナック・バー向けの市場
◆当事会社の概要
譲渡会社 | 譲受会社 | |
社名 | 株式会社タイトー | 株式会社エクシング |
業務内容 |
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資本金(出資比率) | 1,648万円(㈱スクウェア・エニックス 100%) | 16億2,156万4千円(ブラザー工業㈱88%、㈱インテックリース11%等) |
売上高 | 845億円 | 280億円 |
ブランド | 「LAVCA」、「X2000」 | 「JOYSOUND」 |
※売上高は平成17年3月期の金額です。