News
ニュース
2009.02.25
携帯電話で受注処理、モバイルプリンタへの帳票出力を可能とする業務アプリ開発
株式会社エクシング(本社:名古屋市瑞穂区、社長:吉田篤司)は、モバイルプリンタと連動して携帯電話で大量のドキュメントファイルを簡単に検索して閲覧・印刷が可能なケータイアプリ「LibraryViewer」(ライブラリビューワ)および受注処理と帳票印刷が可能なケータイアプリ「MobEntry」(モブエントリ)を開発、3月3日から販売します。同アプリは、当社の親会社であるブラザー工業株式会社のA4モバイルプリンタ、PocketJetシリーズ「PJ-520/PJ-560」(今年5月発売予定)への印刷に対応しており、3月3日から4日間、東京ビッグサイトで開催される『リテールテック・ジャパン2009』のブラザーブースに出展し、デモンストレーションを実施します。
「LibraryViewer」「MobEntry」は株式会社エヌジェーケー(本社:東京目黒区、社長:谷村直志)との共同開発で、同社が日米欧で特許を有するBUI(ボタンユーザーインターフェイス)技術を導入しています。BUIはデータから操作用ボタンを自動的に生成し、このボタンを選択して必要な情報を取り出せるUI(ユーザーインターフェース)ですので、携帯電話の簡単な操作で大量の情報を検索することができます。
両アプリケーションは外出先での定型業務が多いルートセールスやフィールドサービス向けに提供していく予定で、「LibraryViewer」ではあらかじめPCからサーバに格納したドキュメントや画像を携帯電話で検索・閲覧・印刷でき、一方の「MobEntry」では販売管理などの基幹システムと連動して見積・受発注や修理報告などの作成入力と帳票印刷を行うことができます。特にフィールドサービス系業務では数万点におよぶ部品図面や大量のマニュアルを持ち運ぶケースが多く、「LibraryViewer」を利用すればその場で必要な資料を検索して画面を確認することができます。そして「MobEntry」を使用すれば、修理作業等の後に作業報告書の作成を携帯電話で行うことができ、「PocketJet」シリーズで印刷し、お客様確認印を受領したり、請求書を発行したりする一連の業務をその場で行うことが可能で、手書き処理や帰社後の登録作業から開放されるなどの業務効率の向上が期待できます。
【概要】
なお、「LibraryViewer」「MobEntry」はセキュリティにも充分な配慮を施しており、ID/PWに加え、携帯電話の個体識別番号の認証によるなりすまし防止やセンター処理によるアクセス拒否設定などの機能も備えています。閲覧ドキュメントについてもアプリ起動時のみ仮想キャンバス上に展開される仕組みで携帯電話にデータが残存することはありません。また、「LibraryViewer」「MobEntry」の出力は、ブラザー製の超薄型モバイルプリンタ「MW-260」にも対応しており、今後は同社が現在開発中の薄型電子ビューワ(9.7インチ電子ペーパーディスプレイ)や他社製品への対応も行っていく予定です。
■販売開始
2009年3月3日より販売開始
■アプリケーション概要
対応機種 : NTTドコモ FOMA® 903以上
種別 : iアプリ®(DoJa®-5.0以上)
※注–au(BREW®)/SoftBank(S!アプリ®)についても順次対応予定
搭載機能 : LibraryViewer
ボタン検索/画像ビューワ/ブラザーモバイルプリンタ印刷
セキュリティ機能(ID/PW入力認証/個体識別認証など)
MobEntry
ボタン検索・入力送信インターフェイス/ブラザーモバイルプリンタ印刷
セキュリティ機能(ID/PW入力認証/個体識別認証など)
■関連ツール
管理ツール: 権限設定のためのツール(Admini)
作成ツール: ローカルにてドキュメント(doc/xls/pdf/ppt/jpgなど)を閲覧印刷用に
アップロードおよび閲覧可能端末の設定を行うためのツール
■導入料金
①アプリケーション利用ライセンス料(導入端末数応じ:端末あたり500円/月程度)
②基幹システムなどとの連動API開発料
※「PocketJet」は、ブラザー工業株式会社の商標または登録商標です。
※「FOMA」「iアプリ」「DoJa」は、株式会社NTTドコモの商標または登録商標です。
※BREW®及びBREW®に関連する全ての商標は、Qualcomm社の商標または登録商標です。
※「S!アプリ」はソフトバンクモバイル株式会社の商標または登録商標です。